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小児の近視

小児の近視

(調節緊張症)

新しい医学的治療を行なっています(ただし、自費診療となります。)

子供の近視は、主に眼球が後方に伸びてしまう (眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置のずれが生じることです。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることはありません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

小児の近視治療

<低濃度アトロピン点眼

アトロピン点眼を3年間継続した実験の結果、近視進行を抑制する効果があることがわかっています。近視抑制効果は約40%と言われています。

ふかがわ眼科-視力回復器

※詳細はこちらをご確認ください

副作用

 

・一時期に瞳が大きく開き、まぶしさを感じる

・近くを見た時にぼやけを感じる ※毎日必ず夜1滴点眼するだけの簡単な治療法で、瞳が開き続ける報告はなく、数時間でほぼ正常な状態に戻り、手元を見る作業にも影響を与えませんので、ご心配はありません。

 

治療期間は、2年間使用していただき、効果判定をしながら治療の継続の可否について、ご相談させていただいています。

<多焦点ソフトコンタクトレンズ>

多焦点ソフトコンタクトレンズは、一般的に遠用の度数に近用の加入度数が付加された老視矯正のための遠近両用コンタクトレンズとして知られております。海外では様々なデザインの多焦点ソフトコンタクトレンズが子供の近視進行抑制のために開発されておりオルソケラトロジーに匹敵する有効性が示されております。

Fukagawa
eye clinic

メリット

・オルソケラトロジーよりも初期費用がおさえられる ・近視が中等度以上でオルソケラトロジー治療が適応でない方

・ソフトコンタクトレンズのため刺激が少なく装用しやすい

・使い捨てコンタクトレンズのため、衛生面での管理が比較的容易である

デメリット

・コンタクトレンズは目の上に装用するものなので、副作用として目またはまぶたの感染/炎症/潰瘍/擦過傷など を起こす可能性がゼロではない

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは 「オルソケラトロジーレンズ」 という固いハードコンタクトレンズを寝る前に装用し、寝ている間に眼の角膜の形状を一時的に変化させ、近視を矯正する治療方法です。

当院ではお取り扱いしておりません。

特殊な眼鏡

「累進屈折力レンズ眼鏡」を使用して、近くを見るときの調節力を軽減させ、網膜の中心部における焦点ボケを 防ぐことで、眼軸の延長を抑制する方法があります。「累進屈折カレンズ眼鏡」は、通常の眼鏡やコンタク ンズに比べて平均10~20%の近視の進行を抑制することが判っており、累進屈折力レンズ眼鏡 「カールツァイ スのマイオキッズ」であれば日本でも使用が可能ですが、多焦点ソフトコンタクトレンズより効果が小さいことや、眼鏡の位置調整などに常に注意が必要です。当院では累進屈折力レンズ眼鏡 「マイオキッズ」 の処方を行なっております。

<費用>

・低濃度アトロピン点眼薬

  1ヶ月2,980円

 ※1ヶ月ごとに新品と交換となります

 

・低濃度アトロピン + 多焦点ソフトコンタクトレンズ併用

  1ヶ月 両眼 9,800円

​       片眼 6,900円

 

 

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